概要
単項算術演算子は、一つのオペランドに対して処理を行う。
具体的には「+」「-」「++」(インクリメント)「–」(デクリメント)等があります。
全て右結合性があり、演算の優先順位が高く処理されます。
単項+
オペランドを数値に変換し、変換した値を返します。
単項-
オペランドを数値に変換します。
変換結果の符合を反転します。
インクリメント++
オペランドをインクリメントします。
オペランドは「変数」「配列の要素」「オブジェクトプロパティ」等の左辺値である必要があります。
また、他の言語と同様に「前置」と「後置」により処理が変わります。
前置の場合は、オペランドをインクリメントし、インクリメント後の値が評価結果になります。
後置の場合は、オペランドをインクリメントし、インクリメント前の評価結果になります。
デクリメント++
オペランドとして左辺値をとします。
オペランドを数値に変換し、数値から1を減算します。
インクリメントと同様に前置と後置による処理の違いがあります。