概要
呼び出し式とは、あまり聞きなれない名前の式ですが、
javascript内で定義された関数を呼び出す時の式です。
具体的には次のようになります。
//Math.maxという関数を呼び出す Math.max(10, 20, 30); //自ら定義したsampleという関数を呼び出す sample(100); //テスト用配列を定義 var test = [200, 202, 201]; //配列に対しソート関数を呼び出す test.sort();
上記の例のように関数を呼び出す際の式のことを呼び出し式と呼びます。。
呼び出し式の注意点
呼び出し式が評価される順番は、まず関数が評価され、次に引数式が評価されます。
関数式が呼び出し不可能な場合は例外になります。
呼び出し式の関数を自ら定義した場合は、return文を使うことで関数内部の値を返すことができます。
このreturn文で返された値が呼び出し式の値となります。
もし、定義した関数の中でreturn文を書かないで関数を呼んだ場合はundefinedになります。
//自ら定義したsampleという関数を呼び出す function sample2(a) { } sample2(100); //結果を確認する為、コンソールに出力する。結果は「undefined」になる console.log(sample2(100));
メソッド呼び出しについて
呼び出し式がプロパティアクセス式の場合はメソッドが呼び出されます。
メソッド呼び出しの場合、プロパティアクセスの対象となるオブジェクトや配列がthis引数の値になります。
thisの値は関数本体で利用が可能です。