C言語はファイルポインタを通してディスク上のファイルを読み書きを行います。
また、ファイルポインタは必ずしもファイルを取り扱うのではなく、キーボードやディスプレイなどの入出力装置とのやりとりについても使用します。
■標準入出力ファイルの種類
基本的な入出力のため、stdin,stdout,stderrの3つのファイルポインタがあります。
これらはプログラム実行開始時に自動的に開いています。
[c]
stdinは標準入力と呼ばれ、キーボードなどからの入力を受け取る
stdoutはディスプレイなどへの出力を行います
stderrは基本的なエラー出力を(ディスプレイ等に)行います
[/c]
ファイル用関数で標準入出力を指定するとキーボードやディスプレイからの入出力になります。
printf関数でディスプレイに出力する場合は、裏側でfprintf(stdout, “%d”, a);という命令が動き、ディスプレイに結果が出ています。
サンプル用プログラム
[c]
#include <stdio.h>
int main(void)
{
//入力された文字列を格納する変数を宣言しておく
char s[30];
//キーボードからの入力を変数sへ格納する
fgets(s, 29, stdin);
//変数sの値をそのままディスプレイ出力する
fputs(s, stdout);
//オマケ
fputs("error\n", stdout);
return 0;
}
[/c]